🏠️家庭内恋愛💕
第4章 祖母の家
「お前があんまり…婆さんの家に来なくなって……俺、一人で過ごすことが多くなってさ――――そん時に…婆さんに言われた…」
佳代子は辺りを見渡す――――…
この話を――――両親が知っているのでは?と、不安になったのだ。
「大丈夫――――婆さんも俺も…誰にも言ってない……。
でもさ――――当時はマジで焦った…バレてた事もだけど――――婆さんが意味深な事言うからさ……マジで止めようって…。ま、その頃から…お前は来なくなってたから自然に関係もなくなって…今日の今日まで忘れてただろ?」
実際――――…その頃、佳代子の母が転職し祖母の家に預けなくてもよくなった…そうして、史朗との秘密の関係はあっけなく幕を閉じた。