🏠️家庭内恋愛💕
第5章 身代わり終着点
イチゴを食べ終わると、片付けもそっちのけで彰吾は部屋に向かった。
「///やべぇ――――…イチゴの香りと姉ちゃんの香りが混ざりあって……///いい匂いがした…」
彰吾は隣から香る――――甘く魅惑的な香りに…体の中心が疼くのを感じていた。
そう…彰吾は社会人2年目の実の姉に――――…欲情していた。
いつから好きなのか…と、悩んだ時期もあったが…
気がついた時には、彰吾のタイプは――――姉のような美人で家庭的で優しく…胸の大きな女性となっていた。
しかも、姉が髪を切ったら…髪の短い女性がタイプになり…。
姉が裁縫にハマったら、手芸部の女子がタイプと――――姉の容姿や趣味まで…タイプに変換された。
異常だと――――自分でも分かっている。
100%付き合えないし…抱けない…相手。
思春期もとうに通り越した彰吾にだって…この感情は異常でヤバくて――――笑えない…事は…理解している。
ならばと、現実逃避のため手当たり次第付き合ったが、気がつけば――――姉に似ている相手ばかり選んでいた。
今回にいたっては…姉の名前をセックス中に叫びたい――――と、言う…ろくでもない考えが先にたっての…交際だった。
しかし、顔も体型も――――声も香りも…何もかも違う今の彼女に興奮しなくなってきていた。