🏠️家庭内恋愛💕
第6章 セーフルーム
「――――ん、んん…私…寝ちゃってた…?」
「あ~…悪い、起こしちゃったか?」
いつもの部屋着で台所に立つ睦実を見つめ――――…全裸で寝ていた事に気がついた夏実は枕の横に置かれた自分の部屋着をモゾモゾと着はじめた。
「何――――作ってるの?」
「スープ…小腹空いたから」
キッチンで作業する睦実を見ていた夏実だったが、ハッと我に返る!
「ごめん――――今、何時?って、睦実デートは?」
慌てる夏実に、
「大丈夫、彼女にも家にも連絡したから――――…泊まっていけば?」
と、鍋から目を放すことなくサラッと答えた。
「――――あ…ごめん…。そうする…」
焦っていた夏実は気が抜けたのか…スポンとベッドに腰を下ろした。