無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「恭志智(きょうしち)、元気出せって――――…これ、やるからさ」



彼女にフラれ――――…失意のどん底にいた恭志智にクラスメイトの田中が勇気付けようと隣の席にドカリと座る。


「田中かよ…って、なに？それ…」


“やる”と言う田中の手には、大きめの鞄が握られていた。


「俺と兄貴の――――お宝だ！」


「は？…お宝？」


鞄の中を覗くと、大量のエロDVDが見え恭志智は慌てた！


「おい！――――宝って…しかも…大量に…」


「まぁな、兄貴のもあるから…数もさることながら…バリエーションも豊富だ！お前の知られざる性癖にピッタリな一本が見つかるやもな！」


「いや――――！俺はノーマルだ…変な性癖隠れてる、見たいな言い方にするな！」


ドンっ！と机の上に置かれた鞄に恭志智はため息をついた。