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❤いっぱぃしょ?❤~エッチで不思議で淫らな短編集なのだッ💖💖

第3章 籠の鳥〜王女メルの秘密の関係〜

「あ…りがとう…ございます」

足元に伝わる生暖かい何かを感じながら、あたしは早く此処から去りたい気持ちでいっぱいでした。

「此方になります」

通されたのは、薔薇の間。全てが赤。薔薇の模様で統一されています。

「凄いわ…この国は薔薇が余程お好きなのね」

思わず呟くと

「まあ。姫さまはお嫌いですか?」

メイドに笑われてしまいました。

「え…」

「この国は薔薇で栄えたのですもの。薔薇は大切ですわ」

…❓

「薔薇で栄えた❓」

「あ…いえ。何でもありません。この話は聞かなかったことにしてくださいませ…」

メイドは赤くなって、慌てて逃げて行ったの。…何かしら。変ね。

それよりも早くお風呂に入らなくては。新しい服…あのメイドったら。もう。

あたしは鈴を鳴らします。

「ごめんなさいね。お風呂に入りたいのですけれど…」

「もっ申し訳ありません!」

別のメイドが数人現れて、あたしの服を脱がせてくれました。

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