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❤いっぱぃしょ?❤~エッチで不思議で淫らな短編集なのだッ💖💖

第3章 籠の鳥〜王女メルの秘密の関係〜

「お帰りなさいませ。メル姫。カイン王子とはどうやら入れ違いだったようですな」

王宮に戻ると、王様がカイン王子を紹介してくれました。

「メル姫。此方がカイン王子です。どうぞ宜しく頼みます」

「カイン・キルアです。どうぞ宜しくお願いします」

王子が屈んであたしの右手にキスをしようとしたその刹那…❣️

蘇る、悪夢…❣️

カイン王子が実の姉と…淫らに通じていた…。

激しく縺れていた。

あの光景が浮かんでしまって。

「やっ…やあっ…❣️」

あたしは悲鳴を上げて飛び退いたのです。

「え…メル姫さま?」

ざわり。

辺りが騒めきました。

「如何なさいましたか?」

「あ…申し訳ありません」

あたしは謝る。まさか本当の事なんて、言えない。言える筈が、無い…。

「少し…疲れてしまいましたの…」

「あ…あ。そうですね。確かに顔色がお悪いです。少し休まれた方が宜しいわ。ね、あなた」

そう言ったのは、女王様だった。

「そうですね。まずは湯船にでも使って、ゆっくりと休まれてくださいませ」

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