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平和な時間と幸せな時間

第1章 朝の時間

アルト「ぐぅ…ぐぅ…」
???「……きて」
アルト「うぅ…」
???「…ルト!…起…て!」
アルト「もうちょっと…寝かせろよ…」
???「アルトったら…。 えいっ!!」

バッと布団を引き剥がされた。

アルト「なんだよ、リゼット~…」
リゼット「もう朝ご飯だよ! 皆、食べ終わっちゃったよ?」
アルト「早いな…」
リゼット「アルトが起きるの遅過ぎるだけ!」
アルト「あー、悪かったよ」

ベッドから下りて食堂室に向かう。
テーブルにサランラップがかけられているトレーがあった。
席に座って食べ始める。

マリー「アルト~!…あれ、食べてるの?」
アルト「ごめん。 後にしてくれないか?」
マリー「うん、わかった! お姉ちゃんと待ってるね」
アルト「うん。………うん?」

今…なんて言ったんだ?

アルト「マリー…最後はなんて言った?」
マリー「待ってるねって言ったの」
アルト「その前」
マリー「お姉ちゃんだよ」
アルト「………」

マリーの姉はイヴ。
イヴって確か月の上で永遠に歌い続けるんじゃなかったっけ?

マリー「アルト?」
アルト「なんでもない。 時間かかると思うからリゼットかポポと遊んできたらどうだ?」
マリー「んー…わかった! いるかな」
アルト「わからないけどいるんじゃないのか?」
マリー「は~い!」

マリーは食堂室から出て行った。

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