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平和な時間と幸せな時間

第1章 朝の時間

数分後、食べ終わってから廊下に出て、適当に歩く。

???「アルト、おはようございます。 良い朝ですね」

ん?
この声…。
振り返ってみるとそこには…。

アルト「へ、へへへ陛下ァ!?」
アナスタシア「な、なんですか? 大丈夫ですか?」
アルト「だってゼノに刺されて…」
アナスタシア「え?…あぁ、刺されてはいませんけど、刺されそうになりました」
アルト「刺されそうに…なりました?」
アナスタシア「あら、覚えてませんか? あの時、アルトは私を庇うために手で剣の刃を掴んだじゃないですか。 すごい怪我でしたよ」

俺が陛下を庇うために、自らゼノの剣の刃を掴んで…怪我をしたのか?

アナスタシア「あの時は…本当に、ありがとうございます」
アルト「ど、どういたしまして…」

そうだったのか…。

アナスタシア「アルト、今暇ですか?」
アルト「はい、暇ですけど……」
アナスタシア「じゃあどこかへ行きませんか?」
アルト「え?」
???「陛下、どこに行ったんですかー!!」
アナスタシア「…………」
アルト「あの……エルマー閣下がお呼びですけど……」
アナスタシア「そうみたいですね。 せっかくアルトとどこかへ行こうとしたんですけど………」

陛下はエルマー閣下の所へ行った。

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