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「で――――…未來ちゃんは何を見たの？」



疲れきって帰ってきた未來ちゃんの様子からして…


いい事ではないと思っていたが…



「凄い…いじめが…あった――――いや、ある？いまでも…？それに…乱れてる…巻き込まれてる…？で、逃げてる…」


――――は？


ごめん、ごめん…まったく理解できない！


未來ちゃんの見え方なんだろうけど…俺にはまったく伝わらない！



「いじめがある…ってのは…分かった…でも、その次の“ 巻き込まれてる”ってのが…さっぱり！」



そう言われて、未來ちゃんも…ど～やって伝えようか悩んでいる。



「とりあえず…ノートには書いたの？」


「うん――――…」



美希さんは先生方に呼ばれ、校長室に行ったが…未來ちゃんは保健室で待機？だったみたいで…そこで見えたビジョンをノートに書き移したみたあである。