🕯️悪夢の神様🕯️
第9章 面会の理由
「刑務所で自殺した小林さんは…母親の元へ…返されます――――が、逮捕され有罪になっている小林さんが罪を認め自殺した事により…ご近所からは白い目で見られ――――母親は…近所からも浮いた存在になります…
しかも、パート先では嫌がらせを受けたあげく…クビになります。
さらに、火葬する費用も葬儀をする費用も工面できず……小林さんの遺体はどんどん…腐りだし――――…異臭を放ちはじめます…」
未來ちゃんは――――小林の死後の母親の苦悩を淡々と俺たちに伝える――――。
小林の母親は――――異臭を放ち始めた我が子をどうしていいか分からず…
浴室に運び…解体しはじめ……13個の塊にし…冷蔵庫や冷凍庫に保管しはじめた…。
そして――――…
職を失い…近所からも煙たがれた彼女は…
部屋から出なくなった…
カーテンを締め切り…光の入らない…アパートの一室…で…
彼女は――――それでも…生きなければならず…
とうとう…
冷蔵庫に保管していた…
息子の体を――――…
食べて…過ごす――――…
と、言うのが…
未來ちゃんの見た夢だった。