🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
前回、学校に足を運び――――流れ込んできたビジョンで…学校の闇を見たらしいが…
何故か断片的で――――しかも靄がかかっていたらしく…
ノートに書いた名前やサイト名も本当は自信がなかったらしい。
「霧の中でも――――ハッキリと読めた文字だけを…ノートに書いたんだけど…」
「まぁ、起きてて見る夢だから――――…蜃気楼っぽくなってんじゃない?モヤモヤ~って!」
「――――蜃気楼?」
俺は未來ちゃんの目の前で手をゆらゆら~っと動かして見せた。
「未來ちゃんの新しい能力だっけ?“サイコメトラー”的な“白昼夢のキャッチ&リリース”――――早々に使いこなせなくて無理はない!」
「白昼夢のキャッチ&リリース?――――って、小林さんにやったあれですか?」
俺は「それそれ!」と、小林の何かを見せられたり…逆に見せたり出来る能力に名前を着けた!