🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
さて――――そんなことより…
その、女子学生に会いたいと言う未來ちゃんを…ど~協力したもんか…頭をひねる。
しかし、基本バカな俺から良い案など出てくるわけもなく…
ん~…と、悩む声を絞り出すのがやっとである。
とりあえず、もう少し手がかりを集めてから動くこととなった。
と――――言うわけで…
あっという間に八方塞がりとなった俺たちは、なんとなく…見つめあって――――…
「寝よっか……」
と、布団に入った。
結局――――俺の部屋で未來ちゃんは寝ることとなったが…
あの日以来…
未來ちゃんは魘されて起きる事はない。
不思議だが、俺と同じ空間は…未來ちゃんにとって……安心するのかも?
だとしたら――――すげぇ~…
嬉しい。