
🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
未來ちゃんも困っているみたいで…
目の前に置かれた、俺の注文したグラタンを見つめている。
グツグツとマグマのような熱々さをアピールするグラタンは見るからに旨そう&熱そうを視覚から訴えている。
「俺が、一緒にいて彼女たちを見られたらいいんだけど…」
「貴方みたいな粗暴の悪い男性を、わが校に入れるわけがないでしょう!――――って、どのくらい頼んだのよ!テーブルに料理が置ききれないじゃない!」
ナポリタンを食べ終わった俺は、運ばれてきたオムライスに手をつけ始めていた。
「――――奢りって聞いて…テンションあげてみました!」
「貴方はあげなくていいのよ……まったくテーブルに」
間宮は呆れた顔で、テーブルの料理を睨む。
しかし、どれも旨そうで――――マスターの腕は確かである。
