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🕯️悪夢の神様🕯️

第17章 真実の悪意


あれから…


未來ちゃんは…ちゃんと――――…


眠れていない…。



久しぶりに未來ちゃんの目の下にクマが出来ている…。


俺も、それなりに胸くそ悪い日々が続いていたが……


未來ちゃんは俺の比ではなかった。



「未來ちゃん…大丈夫?」


「あ…はい――――えっと…大丈夫です」



嘘である。



分かっていても…どうしようもなく……


俺は…未來ちゃんの側に要ることしか出来なかった。


――――なんのために…俺は鍛えてきたんだ…


つくづく…そう思う。


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