🕯️悪夢の神様🕯️
第27章 【最終章】続く悪夢と現状維持
くるみちゃんの件があってから…
早くも2年がたった――――…
俺は今も未來ちゃんの家で居候生活をしている。
変わった事といえば――――…
「見てください!!かわいいでしょ~!マジで…天使っす!」
「うざい…他人の子供なんてマジでど~でもいいっす!」
「横沢君に似て可愛い子じゃない!」
横沢に…子供ができた…。
高校卒業と同時に実家を逃げるように彼女と去った横沢は――――あっという間に彼女と入籍した。
高卒で就職は厳しかったらしいが、トントン拍子に就活に成功し結婚まで持ち込んだとのこと…。
それも、これも彼女のおかげだとか?
横沢の彼女…そう、あのパリピ女子の島崎 妙(しまざき たえ)ちゃん――――…意外にすごい子だった。
日本を代表する竜川グループの……
遠い親戚らしい!なんか、聞いたが長い話で忘れた!まぁ、コネが沢山あったらしい!しかし、元々出来るお子さんだった横沢だ…その――――妙ちゃんの親戚に気に入られて…サクサクっと就職し、ガッツリ家庭を築き上げたみたいだ。
そうなると、貪欲な横沢の母がヒョッコリ首を突っ込んで来るかと思ったが…横沢が実家を離れて1年後に、乳ガンが見つかり緊急入院からの手術で――――乳房を切除し、それにより女として自信をなくし…大人しくなったそうだ。
因果応報…
今は一人寂しく入院生活をしている。