
ヌードモデル、人間ドックに行く
第4章 恋人は脱ぎますか?
しかし、意表をついて、彼は私のお尻の上に座るという、大胆な行動に出た。(これではお尻を触れないはず)
そして、両手を伸ばしてシーツに押し付けられた私の乳房に掌をかぶせてきた。
「あひっ」
お尻に重みがかかるのも、胸を掘り起こされるような愛撫も、ほとんど経験したことがなかった。
「ああ、ああ、あっあっ、あん」
胸を責められながら、強い力で私の上半身は引き起こされていく。
「伏臥(ふくが)上体そらし」
スポーツテストにそういう種目があったような気がする。
まさに胸から引き上げられている私の形そのものだった。
▽
やがて、彼は私の体を離れた。
そのまま私は腰を引かれて、四つんばいにさせられた。
胸への責めはなくなったが、かわりに過酷なほどお尻は責められ、開かれることになった。
「ぐふっ、ぐふっ、ぐぅ、ぐあっ、あ、あ、ああっ」
遠慮なく侵入した指が、例のスポットを捜している。
おぞましい潮噴きを強要するつもりだ。
「ぐぅ、ぐあっ、あん」
いや、それだけはいや……。
▽
結局、攻防戦は私の辛勝だった。
待ちきれなかった彼の本体が侵入してきたのが先だったのだ。
「ああーっ」
勝ったはずなのに、なすがままに支配され、揺らされるお尻。
「あうん、あっ、あっ、ああ、ああ」
パンパンというはしたない音。
乳房ごと激しくゆすぶられる浅ましい裸体。
ついに、絶頂──放出のために彼は急いで逃げた。
射精するための道具として利用された、あわれなお尻──素肌を樹液で汚されて心の片隅で思わないでもないが、
私だって登りつめたのだから、怒る資格もなかった。
そして、両手を伸ばしてシーツに押し付けられた私の乳房に掌をかぶせてきた。
「あひっ」
お尻に重みがかかるのも、胸を掘り起こされるような愛撫も、ほとんど経験したことがなかった。
「ああ、ああ、あっあっ、あん」
胸を責められながら、強い力で私の上半身は引き起こされていく。
「伏臥(ふくが)上体そらし」
スポーツテストにそういう種目があったような気がする。
まさに胸から引き上げられている私の形そのものだった。
▽
やがて、彼は私の体を離れた。
そのまま私は腰を引かれて、四つんばいにさせられた。
胸への責めはなくなったが、かわりに過酷なほどお尻は責められ、開かれることになった。
「ぐふっ、ぐふっ、ぐぅ、ぐあっ、あ、あ、ああっ」
遠慮なく侵入した指が、例のスポットを捜している。
おぞましい潮噴きを強要するつもりだ。
「ぐぅ、ぐあっ、あん」
いや、それだけはいや……。
▽
結局、攻防戦は私の辛勝だった。
待ちきれなかった彼の本体が侵入してきたのが先だったのだ。
「ああーっ」
勝ったはずなのに、なすがままに支配され、揺らされるお尻。
「あうん、あっ、あっ、ああ、ああ」
パンパンというはしたない音。
乳房ごと激しくゆすぶられる浅ましい裸体。
ついに、絶頂──放出のために彼は急いで逃げた。
射精するための道具として利用された、あわれなお尻──素肌を樹液で汚されて心の片隅で思わないでもないが、
私だって登りつめたのだから、怒る資格もなかった。
