犯されてイキたい願望妄想
第15章 【レイプのレイプ】
「開けろやオヤジ!客だぞ!」
恐る恐る開けると
「何閉めてんだよ、ちょっと貸し切るぞ?」と言ってはゾロゾロと男たちが入店し、その中には口を押さえられ怯えて抵抗出来ずに引きずり込まれる2人の若い女性が見えた。
「1時間外で見張ってろ、サツに連絡したらどうなるかわかってんだろうな?」
威圧的な態度に従うほかなかった。
煙草をふかし終わるまで外で時間をつぶす。
時々聞こえていた悲鳴も時間が経つにつれ静かになった。
徐々に怖くなる。
自分は、とんでもない犯罪に加担しているのではないかと。
中の女性2人に心の中で手を合わせひたすら謝罪していた。
助けてあげられなくてすまない、と。
この歳でも命乞いしてしまう愚かな自分を許して欲しい、と。
しばらくして中からドアが開いた。
「入れ」と言われ仕方なく入る。
案の定、店内では2人の女性はレイプされていて床にほぼ裸で寝かされていた。
ピクリ…ともしないので可怪しいと思った。
怖くて何も聞けず目を背けたら複数人居る中のひとりの男がマスターにこう言った。
「あと少ししたらコイツら目覚ますからよ、警察行ったら次はぶっ殺すからね?ってもう一回マスターからも言っといてよ、で、逃してやって?」
「そ、そんな……此処でだけはもう止めてくれ」
「俺とマスターの仲だろ?何なら俺ら帰った後でチョチョイと済ましちまえよ、何人か中出ししてっからドロドロだけどな」
「おい、その前にマスター勃つのかよ」
「ギャハハハ!お前ソレ言い過ぎ」
「じゃ、そういう事で宜しく」
ゾロゾロと帰って行く店内。
直視するには無惨な姿で毛布をかけてあげた。
時間がくれば目を覚ますなんて、薬でも盛られたか?
此処に来た時は確かに意識はあったように感じたが。
震える手で無事を祈りながら、時間になると悲鳴と共に起き上がった2人は泣きながら逃げるように帰って行った。
その場所には居られなかった。
いつ警察が嗅ぎ付けてくるのかビクビクしながらもうその月で店は閉店する事に。
店は閉めても、あの男たちはあれから何度がこの店の中で悪さをしていたらしい。