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先輩!彼氏にしてください!

第3章 スーパー新会員




ヒョロいくせに、やっぱり男だからなのか、力では全然叶いそうにない。



「こことかいじったら、気持ちいいですか?」


「んぁっ……」



突然乳首を摘まれて、くすぐったいような、よく分からない感覚が体を駆け巡る。


そのせいで変な声が出てしまったのを恥ずかしがっていると、谷川くんは私の首筋にチュッと音を立ててキスを落とした。




「……今の声…っ…喘ぎ声ですか?…はぁ……かわいい…っ…」


「っ……バカなこと…言わないで…てか、それやめ──あっ…んん」


「…あー…かわいいっ……かわいい、かわいい…もっと聞かせてくださいっ…」



完全に発情している谷川くんはそのままその勢いでズルズルと体を動かすと、机の上に私を横たわらせた。



「ほのか先輩────…」



綺麗な瞳をギラギラと輝かせて、そして谷川くんは息を荒げながら私の制服を巡っている。



「見せてください…っ…そして、舐めさせて下さい」


「はぁ…!?!? いい加減にして!」



乱れた服を正しながら、私は必死で抵抗をする。



「絶対……気持ちよくさせますからっ……」


「う…るさいっ……!!!」



大きく振った私の平手をその綺麗な顔にお見舞いする。


バチン!という大きな音と共に、よろけた谷川くんは頬を押さえながら黙り込んでいる。


その間に私は机から体を起こして服を整えて谷川くんの前に仁王立ちした。




「あのさぁっ……!」


「っ………」



頬を押さえたまま顔を上げない谷川くんを見て、すごく居心地が悪い。


い、いやいや、え? なんで私が罪悪感感じなきゃいけないの?


襲われたのって私だよね?





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