先輩!彼氏にしてください!
第6章 看病いたします
「やめっ……ぁぁっ…くすぐった…いっ」
胸の横、脇の下、そして谷間に温かい布がゆっくりと這う。
「…先輩っ………」
先輩っ……じゃないのよ。
本当に、ちょっと見直したと思ったらすぐこれ、だ。
しかも今回のは流石にやりすぎ。
「……ねぇっ…あぁっ…っ」
やめてほしいのに止まらぬ手つきのせいで話すことすらもままならない。
そして、私の両手を片手で組み伏せたまま立ち上がった谷川くんはそのままベッドに身を乗り出して私に顔を近付けた。
「………先輩…その声やばいですって…」
「っ……あんたのせいで…しょうがっっ!」
私の訴えに、何故か嬉しそうに笑った谷川くんは、再び切ない表情を見せる。
「我慢できない…から……っ…舐めます」
「えっ…あっ…ひゃぁぁっ…」
ぺろりと乳首を舐められて、
今まで感じたことのない刺激に身体が跳ねる。
今の何っ……?
驚いている間もなく再び同じ刺激がもう片方を襲って、私はみっともない声を漏らした。
「かわいい……かわいいっ……」
「はぁっ……んぁっ…!」
ガシッと胸を掴んだ谷川くんが、胸の脇を刺激するように揉み上げる。
その度に、くすぐったいような、逃げたくなる感覚が走って声が出てしまう。
加えて尖った頂点を口に含み、口の中で舌でコロコロと転がされ、私は息をするのも苦しいほど喘いでいた。