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　舌を這わせ、キスをしている間も、蒼空の左手は胸や乳首の愛撫を止めたりはせず……
一方、彼の右手は下へスルスルと撫でるように降りていく。


「うん…っふぅ……っ」

　蒼空の上手い愛撫に気を取られていた僕は、また右手が股の方へ来たから……また、アソコが弄られちゃうなぁ……と期待と不安でドキドキしていた。


けど。


蒼空の舌が、右胸から僕の左胸の下に来た時、その行動に法則がある事に気が付いた。


（あ・・・蒼空は…僕の疵にキスして……る？）

今、彼が強くキスをしている場所は、リカさんに焼印を付けられた箇所だ。


「あ……そ、蒼空…？ソコはやきひいんっ？！」

　彼の右手が再び僕のアソコをサワサワと弄りだして、言おうとした言葉は言葉にはならなかった。


「コレがどうしてお前に付いたのか、俺は知らねえ。だけど、こんなもん無理矢理付けられて、嬉しい訳が無えのくらいは、理解できる・・・」


「あっ…ああっ…？！そ、蒼空……？」

　僕のアソコを愛撫する、蒼空の手の動きが、さっきまでとは違い、優しく撫で上げるような感じになっていた。
ジワジワ、快感が身体を駆け上がってきて、たまらず身を捩ろうとするけど、そこまで力が入りきらずに藻掻くだけになる。


「こんな事しても疵が消えないのは、解ってる。だから、今は…俺が…」

　蒼空は、頭を僕の股まで近付けると、ぐいん！と僕の両脚を開き、左太ももの……
アケミさんが付けた焼印の痕にキスをして、強く、強く、吸い上げた。


「あはぅっ…？！」

アソコを撫でられたまま、太ももの内側を強く吸われ……
２つの快感が１つになって、お腹の下あたりに留まるような感覚。
ソレを体の外に出そうとしているのか、ぶるぶるっと身体が震えだした。


「こうやって、疵ごとお前を愛してやる」

「そっ…蒼空ぁ…」


蒼空のキスから来る快感と、嬉しいような恥ずかしい言葉と……
僕の恥ずかしい部分が全部見える位置に蒼空の顔があるコトの恥ずかしさで、色んなトコロがいっぺんに熱くなった。

（こ…コレがもうひとつのサービス…？）

くすぐったいような恥ずかしさが、愛撫を受けている体と混ざり、より強い快感へ変わってくる……。