
仔犬のすてっぷ
第17章 予期せぬ来客
「やあ☆ディ●、宴はこれから始まるところだっだから…良いタイミングだよ」
カ▼ル・カリームの満面な笑顔に、デ#オは苦笑いしながら話を続けた。
「ホントは別の仕事、抜け出して来たんでね。必要になったら俺はすぐに逃げる(戻る)けどな♪」
「ディ●君!ねえ、私の事、覚えてる?」
お客様の絵美里さんが、ディ●に駆け寄り、抱き着こうとすると、細かなステップを踏むように難なくひらりと避けて
「もちろんさ、絵美里。俺は一度一緒に同じ時間を過ごした女の子は、絶対に忘れないさ」
(今の身のこなし方…やっぱり何処かで見た!)
どこだ…何処で、見たんだっけ・・・
う〜ん…思い出せないなあ(汗)
「……そんな事より、□ラン・セアック君?ぼーっとして、仕事しないのは、『ミステイク☆』だぜ?」
え゛・・・?!
こ、このフレーズ・・・・・・
今まで出会った、色々な人達の中で・・・
沢山の出会いの中でも、このフレーズを使う人物は、少なくとも僕の知っている中では、ただ、一人のみ・・・・・・・・・!
「えええええええぇぇっ??!も、も・・・」
「なっ・・・もっもっもっ・・・・・・」
僕の隣の御人も、指をデ♯オに指し、わなわなと震えている。
蒼空も・・・ディ●の正体を今まで知らなかったらしい。
「もりかわてんちょおぅ?!」
「もりりんてんちょおぉぅ?!」
「やあっと気付いたか、ヒヨッコ達♬」
