
仔犬のすてっぷ
第19章 過去との再会
ちゅぽん・・・
明美がそのサインに気付き、フェラチオを止めた。
「・・・え?!……あ??はぁ………」
「……イきたい?」
「・・・・・」
明美の問いかける言葉は……堕落への誘いだと解っている。
「『はい』って、答えれば良いんだよ?誰もアナタを責めたりはしないわ」
「・・・・・・・・・」
優しく、甘い……誘惑の言葉。
答えたら…さらに力が抜けてイってしまう……
絶対に、駄目だ……
「・・・やせ我慢は、身体に良くないわよ?ふふふっ♪」
チュパあっ★
再び熱いものの中に僕自身が吸い込まれ、舌が僕を弄り始める。
「…あ、あぁ・・・らめ……れ……」
ぞくぞくぞくっ……
身体が震えて、また、限界を知らせてくる。
ぞりゅ…チュル…ずりゅ…ぢゅるるっ…
より一層攻めたてる明美の激しいフェラチオ。
それは、無くなりかけている僕の抵抗する気持を、彼女の口や舌が絡め、吸い上げ……確実に奪っていく。
僕の後頭部は、もわんもわんと嫌な感覚になっていて・・・
頭痛を起こしている訳では無いけれど……ずっくん…ずっくん…と、頭の中にまで自分の脈の音が響いている。
肩や腕、脚も同じように脈を打っていて…
麻痺したように痺れて、力が入らない。
それどころか、その痺れすら気持ち良くなってきている。
そして、アソコはまた限界に達し…ひくひくひくっと前立腺の辺りが痙攣を始めた。
チュポンっ★
「……あ……あぁ…?……はあぁ……はぁ……」
・・・また・・・既のところで開放されて。
身体中が切なさを訴え、身体の芯がぎゅうぅんと熱くなる。
「…イク寸前だった?優希♡
あらぁ〜?顔に残念って、書いてあるけど?」
この人は…やっぱりもう、僕の全てを掌握していて・・・
つまり、『イきたい』と意思表示しない限り、この地獄は続く・・・・・?
・・・そんな……
だめだ・・・僕は、もう・・・・・・・・・。
