無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「お、おお〜☆」

　僕達は、この地域で最大と言われている遊園地に来ていた。



「すげぇ…スゲェぜ、長□……」

　ここには、商業施設が集まったショッピングモールや、世界一と言われるジェットコースターがあるこの遊園地、そして波打つプールや流れるプールが売りの、大きなプール施設が揃っていて、一日ではとても回りきれない、中部地区最大のレジャー施設だ。


「おお！あ、アレが噂の“シロナガスクジラ”かあぁ〜…乗ってみてえぇ〜〜♪」

　木と鉄のハイブリッド・コースターは、見る角度によってはクジラのようにも見える。


「アレはいつも長蛇の列が出来てるらしいから、直ぐには乗れないし、他に行かない？」

　僕は……お察しの通り、絶叫系に弱い。
子供用コースターで目が回り、バイキングでグロッキーになって吐いちゃうくらいだ。


「蒼空は、乗り物には強いの？」

　僕は、思い出しただけで……気持ち悪くなりますですハイ（汗）



「おお。まず酔わんなぁ。
相馬のマグロ漁船に乗って、荒波に揉まれるのは楽しかったぞ？」


・・・そーゆーのを“化物”って呼ぶんですよ、センセぇ。
……て、ゆーか、その状況って、何？（汗）



「白鯨との闘い、楽しみだぜ！とにかく、行ってみようぜ？もしかしたら運良く空いてるかもしんないし♪」







ああ…神様……
どうか大人気御礼で、乗ることが出来ない事を望む子羊をお救い下さい・・・。