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ぼんやりお姉さんと狼少年

第33章 午後11時。愛欲の奴隷*



「……んっ……っッ!! ────ンっ!」


そんな思考も中断されて、ずぶずぶと広げながら進んでくる剛直に、頭が真っ白になるほど圧倒された。


ズリュ、ズリュヌリュ……

その熱い塊に甘く疼いて満たされ、受け止めきれないほど滲んで溢れる。

途中まで入ると彼が一度止めて、何度かの軽い抽挿の後に体を深く沈めた。

塗り広げられた媚薬のせいで、鋭敏になっている肉壁を内側から圧迫する生暖かい感触が、腟内に収まったガチガチにいきり立った異物の存在を鮮明に伝えてきていた。


「っはあぁぁ…!っく…ぁあ、あ…っや!!」


抗おうとする意思すら私の脳裏から消え失せてしまい、強制的に押し上げられた愉悦にギュウウウっと私の中が収縮して喉を大きく反らす。


「あっ!…うぅっ…っぅあぁっあぁぁっ!!」


上り詰める私の嬌声に呼応して、断続的に軋んで情動と共に揺れるベッド。

背を仰け反らせながら、反射的に上擦ってしまう私の体を時折抱き締めて次々に送り込まれる律動。
たわめられた眉を寄せながらも彼のそれは止まず、少しの休息もなかった。


「……ごめっ…キツ…これ」


激しい摩擦は絶えずビリビリとした痛みにも似た強烈な感覚しかなく、大きく出入りを繰り返す剛直にお腹の中が揺らさぶられてる。




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