え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第6章 トリセンナシ国
とにかく早く、この国から出よう。
チョットは光邦の背中を押して、歩かせる。
「待って……足が震えて歩けない」
「早く、ここから出ていかないと、国を失った民が、強く罵ってきます」
「罵るだけなのね」
10メートルほどなんとか進むと、背後から熱風がかかってきた。
振り返ると、数人の男性が、ヒップの遺体にオイルのようなものをかけて、火を放ったようだ。
しばらく、その赤い火を見つめ、地球とは、日本とは違う風習に、複雑な思いを抱いていた。
次は、ガシの国に行こう。
チョットは光邦の背中を押して、歩かせる。
「待って……足が震えて歩けない」
「早く、ここから出ていかないと、国を失った民が、強く罵ってきます」
「罵るだけなのね」
10メートルほどなんとか進むと、背後から熱風がかかってきた。
振り返ると、数人の男性が、ヒップの遺体にオイルのようなものをかけて、火を放ったようだ。
しばらく、その赤い火を見つめ、地球とは、日本とは違う風習に、複雑な思いを抱いていた。
次は、ガシの国に行こう。