え、ちょっと待って、なんで私が勇者なの!?
第7章 ガシ国
ガシ国に足を踏み入れた光邦。周りはトリセンナシやターキーに比べ、ほぼ自然に囲まれた田舎町のようだ。
広さは、国というよりかは、集落といったところか。
チョットが「まずは国王に会いにいきましょう」と国の入り口にあるエリアマップのようなものを眺める。
国王に挨拶に行くというよりは、村長に顔を出すといった方が相応しい。
国王のいる馬車は、ここから歩いて三分。
着いた所は、光邦が本気で蹴飛ばせば崩れるようなプレハブ小屋みたいな建物だ。
カラカラカラっと引き戸を開けると、目の前には黒い幕が。
「この向こう側に国王はおられる」とオイドは幕の右側から入っていった。
続けて、チョットも入る。
「待って、十分時間ちょうだい」と光邦は、メイクをはじめた。
完璧メイクのアーナルになった光邦は、幕の内側に入る。
だが、中は光の入らない真っ暗闇。
この中に、オイドとチョットもいるはずだが、声を聞かなければ確認出来ない。
「ねぇ、なにも見えないんだけど」
「光邦、ガシ国王に挨拶を。一応、待っていただいてるんですから」
「あらそうなの? ごめんなさいね、ちょっと手こずっちゃいました」
広さは、国というよりかは、集落といったところか。
チョットが「まずは国王に会いにいきましょう」と国の入り口にあるエリアマップのようなものを眺める。
国王に挨拶に行くというよりは、村長に顔を出すといった方が相応しい。
国王のいる馬車は、ここから歩いて三分。
着いた所は、光邦が本気で蹴飛ばせば崩れるようなプレハブ小屋みたいな建物だ。
カラカラカラっと引き戸を開けると、目の前には黒い幕が。
「この向こう側に国王はおられる」とオイドは幕の右側から入っていった。
続けて、チョットも入る。
「待って、十分時間ちょうだい」と光邦は、メイクをはじめた。
完璧メイクのアーナルになった光邦は、幕の内側に入る。
だが、中は光の入らない真っ暗闇。
この中に、オイドとチョットもいるはずだが、声を聞かなければ確認出来ない。
「ねぇ、なにも見えないんだけど」
「光邦、ガシ国王に挨拶を。一応、待っていただいてるんですから」
「あらそうなの? ごめんなさいね、ちょっと手こずっちゃいました」