
この夏、君に溺れた
第6章 夢の終わり
海から帰ってきた後、先生は徹夜する事が多くなった。
「先生、まだ寝ないの?」
夜中、眠い目を擦りながら先生のいるリビングへ向かう。
「起こしたか?」
先生は以前にも増して、私を可愛がってくれる。
隣に座ると、頭を撫でてくれるのも、その中の一つだ。
「ううん。私は別な部屋だから眠れるけれど、先生が眠れないんじゃない?」
「まあ、そうだな。コンテストの締切が今週末だからさ。ラストスパートで書かないとね。」
余程時間が惜しいのだろう。
私と話ながらも、物語を書いている。
「結局、教師と生徒のお話にしたの?」
「そう。ただの恋愛モノじゃなくて、純愛にしたいんだ。」
先生の口から純愛だなんて。
ちょっと笑える。
「俺、今まで恋愛って……どこか条件がつくものだと思ってた。」
「条件?」
まだ恋愛経験も浅い私には、そんな話でさえ新鮮に聞こえてくる。
「先生、まだ寝ないの?」
夜中、眠い目を擦りながら先生のいるリビングへ向かう。
「起こしたか?」
先生は以前にも増して、私を可愛がってくれる。
隣に座ると、頭を撫でてくれるのも、その中の一つだ。
「ううん。私は別な部屋だから眠れるけれど、先生が眠れないんじゃない?」
「まあ、そうだな。コンテストの締切が今週末だからさ。ラストスパートで書かないとね。」
余程時間が惜しいのだろう。
私と話ながらも、物語を書いている。
「結局、教師と生徒のお話にしたの?」
「そう。ただの恋愛モノじゃなくて、純愛にしたいんだ。」
先生の口から純愛だなんて。
ちょっと笑える。
「俺、今まで恋愛って……どこか条件がつくものだと思ってた。」
「条件?」
まだ恋愛経験も浅い私には、そんな話でさえ新鮮に聞こえてくる。
