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騎士様は私のボディーガード

第1章 騎士様、降臨です!?

一体何が起きてるかわからなくて、私は壁づたいに2、3歩下がった。
ちょうど明かりのスイッチを押したため、部屋がパッと明るくなる。



「……えっ……」



目の前には見知らぬ男がいた。
しかも西洋の剣を持って。



「えええっ……ええっ!?」



その男は鎧とマントを身につけ、ファンタジーアニメに出てくるようなキャラのコスプレをしていた。




「お前、今何をした?」

「な、なん……なななっ……」

「何を喋っている。はっきり答えろ!」



「バンッ!」とコスプレ男に壁ドンされて、心臓が一気に縮んだ。



やばい、殺される!!
やばい、逃げなきゃ!!



そう思うのに、私の足は震えて動いてくれない。



どうしよう、私死ぬのかな……
まさか強盗が部屋の中にいたなんて、ほんと私の人生ついてなかった……



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