騎士様は私のボディーガード
第16章 騎士様、詳しく説明してください!
「ちょっとあなた。どうやってシリウス様に取り入ったか知らないですけど、調子に乗らない方がいいですわよ。シリウス様にはレティシア王女という婚約者がいるんですからね!」
「えっ……」
シリウスに婚約者──!?
しかも相手はこの国の王女、レティシア姫……!
私はすぐにシリウスの顔を見た。
シリウスは眉間に皺を寄せてハアッとため息をついている。
「シリウス、婚約者って……」
「気にするな、ミオ。俺はお前以外と一緒になるつもりはない」
「えっ……」
「町の入り口に宿屋がある。とりあえずそこで休もう」
「……っ……」
気にするなって……そんなのめちゃくちゃ気にするよ!!
まさかレティシア姫がシリウスの婚約者だなんて……それ聞いてたら、レティシア姫に会おうだなんて考えなかった。
どうして言ってくれなかったの?
シリウスにそのつもりがなくても、王女が決めたことなら従わなきゃいけないんじゃないの?
「あなた、よく考えなさいね。シリウス様を愛しているのなら、自分がどうするべきかを」
「……っ……」
クリスティーヌは不適な笑みを浮かべてる。
彼女の言いたいことは、つまり……シリウスのために別れろってことだよね……。
そんなの……。
「えっ……」
シリウスに婚約者──!?
しかも相手はこの国の王女、レティシア姫……!
私はすぐにシリウスの顔を見た。
シリウスは眉間に皺を寄せてハアッとため息をついている。
「シリウス、婚約者って……」
「気にするな、ミオ。俺はお前以外と一緒になるつもりはない」
「えっ……」
「町の入り口に宿屋がある。とりあえずそこで休もう」
「……っ……」
気にするなって……そんなのめちゃくちゃ気にするよ!!
まさかレティシア姫がシリウスの婚約者だなんて……それ聞いてたら、レティシア姫に会おうだなんて考えなかった。
どうして言ってくれなかったの?
シリウスにそのつもりがなくても、王女が決めたことなら従わなきゃいけないんじゃないの?
「あなた、よく考えなさいね。シリウス様を愛しているのなら、自分がどうするべきかを」
「……っ……」
クリスティーヌは不適な笑みを浮かべてる。
彼女の言いたいことは、つまり……シリウスのために別れろってことだよね……。
そんなの……。