テキストサイズ

黒蜥蜴──テレビドラマとヌードモデル──

第4章 裸にされたいです

しつこい、と言っていいほどの愛撫が続いた。

しかも、決してブラの中に手を入れてこない徹底ぶりだった。

やがて、ようやく下にも手がかかったが、ここもショーツの薄い布の上からの責めだけにとどまった。

かすかに栗の近くまで指は来るものの、
そのもどかしさに頭が真っ白になり、
驚くほど早く、ショーツが濡れはじめたことしか知覚できなかった。

「いやっ、いやっ」

私の声に、彼は意地悪にも、また愛撫を上半身に集中させた。

たまらず私は彼の左手を両手でつかんだ。

迷いは一瞬で、彼の手をブラのカップの中に送りこんだ。

これで、やっと彼は直接乳房を包んでくれた。

しかたなくなのか、もう一方の手も自主的にブラに侵入した。

「ああー」

直に触られて、幸せ。

震えるような快感に下半身も熱くなり、蜜がとめどなく溢れた。
つまり、それは下着が濡れるということ。

ドラマの中のアイドルは下着姿で終わったが、
私はそれ以上の姿──全裸にされ、辱しめの先にある快楽に酔いしれるはず。

…………

ストーリーメニュー

TOPTOPへ