
分け合う体温
第4章 遊園地で
「横山さん。あなたは何か、勘違いしているけれど。俺は決して由乃を弄ぼうとなんて、していない。」
「なに?」
「ちゃんと、由乃と付き合っています。」
すると英吾は、理人の事を殴った。
「おまえ。それが、どういう事なのか、分かっているのか。」
「分かっていますよ。」
理人がそう言うと、英吾はまた殴り掛かろうとした。
「止めて、英吾!」
「止めるな、由乃!」
「だって、好きなんだもん。仕方ないじゃない!」
英吾は、私の方を見た。
「……好きなの、理人が。」
涙を流す私に、英吾は理人から離れた。
「付き合うって言ったって、どうするんだよ。将来、どうするんだよ。いつか、別れなきゃいけない日が来るだろ!」
胸が痛かった。
英吾の言う通りだ。
「なに?」
「ちゃんと、由乃と付き合っています。」
すると英吾は、理人の事を殴った。
「おまえ。それが、どういう事なのか、分かっているのか。」
「分かっていますよ。」
理人がそう言うと、英吾はまた殴り掛かろうとした。
「止めて、英吾!」
「止めるな、由乃!」
「だって、好きなんだもん。仕方ないじゃない!」
英吾は、私の方を見た。
「……好きなの、理人が。」
涙を流す私に、英吾は理人から離れた。
「付き合うって言ったって、どうするんだよ。将来、どうするんだよ。いつか、別れなきゃいけない日が来るだろ!」
胸が痛かった。
英吾の言う通りだ。
