
分け合う体温
第4章 遊園地で
「由乃を、弄んでるんじゃないだろうなぁ。」
「さっきから聞いていれば。あんた、由乃の事好きなのか。」
「ああ、そうだよ。」
見ている私の方が、ハラハラした。
「とにかく、落ち着いて。理人も英吾も。」
二人を宥める事に、必死だった。
「由乃、どいていろ。」
理人も、本気になってきている。
「理人。ここじゃあ、お客さん達に、丸聞こえだよ。」
すると二人共ハッとして、一旦離れた。
「理人君。ちょっと、裏に来て貰おうか。」
「はい。」
理人も英吾も、建物の裏に向かっていた。
「理人!英吾!」
「由乃は、ここで待ってろ。」
理人はそう言ったけれど、一人で待ってるなんて、到底できなかった。
案の定、二人の後について行くと、ピリピリした空気が伝わって来た。
「さっきから聞いていれば。あんた、由乃の事好きなのか。」
「ああ、そうだよ。」
見ている私の方が、ハラハラした。
「とにかく、落ち着いて。理人も英吾も。」
二人を宥める事に、必死だった。
「由乃、どいていろ。」
理人も、本気になってきている。
「理人。ここじゃあ、お客さん達に、丸聞こえだよ。」
すると二人共ハッとして、一旦離れた。
「理人君。ちょっと、裏に来て貰おうか。」
「はい。」
理人も英吾も、建物の裏に向かっていた。
「理人!英吾!」
「由乃は、ここで待ってろ。」
理人はそう言ったけれど、一人で待ってるなんて、到底できなかった。
案の定、二人の後について行くと、ピリピリした空気が伝わって来た。
