先生、お願い…早く治して(番外編)
第1章 同級生、牧野と娘(ミキ)
“ あっ、玄ちゃん?”
「おう!牧野??!久しぶり〜」
昼休み中に電話を掛けて来た相手は、石川の小学校時代からの幼なじみ、牧野トオルからだった
“ ごめんね。玄ちゃん忙しいのに。今仕事中だよね?”
「大丈夫だよ、今ちょうど昼休憩中だから。
どうした?」
“ んっ…うん。。”
「なんだよ!どうした?なんかあった?」
“ごめん…玄ちゃん。久しぶりに電話して忙しい玄ちゃんにこんな事で連絡するのも…って思ったんだけど。”
「何だよ?いいから、言えよ!」
“ 俺、今娘と二人暮らしなんだけど、その娘がこの間新体操の練習中に怪我してさ…”
「酷いのか?」