先生、お願い…早く治して(番外編)
第13章 受付嬢らん…高梨先生は不在
石川「ごめんね。怖いよな。」
らん「んんっ…やだよっ…」
今にも消えそうな小さな声を絞り出す身体はガクガクと震えていた
石川「やだよな。ごめんな。」
らん「やりたくない…」
石川先生には言えない。そう思っていた言葉だが、つい口にしてしまった。
石川「もう少し炎症起こして膿んでる所が治ってくれば、痛みも無くなるし熱も下がるからね、それまでもうちょっとだけ頑張ろうな。」
らん「怖いよ…んんっ…」
石川「大丈夫大丈夫!!すぐ終わるからっ!ちょっと頑張ってやっちゃおう…な?!」
そう言うとクスコで開かれた蜜部にゆっくりとスコープが入る
モニターに内部の様子が映し出される。
石川「ん〜。やっぱり奥の方、赤いねぇ…。。。」
確認しながら奥へと進んでいき、子宮の手前でまた止まる
石川「あぁ、ここか…!!ん〜確かに、これは痛いな…。」
らん「んっ…っ…。。んんっ…」
もう恐怖しかない…
石川「大丈夫だよ。高梨先生から聞いていた内容より悪くない!!治療の頑張りで少しずつ良くなって来てるよ」
しかし、今この状況では、何を言われても恐怖しかない
石川「もう膿を取る必要はないから、強く擦ったりはしないから、ちょっとだけ我慢してな?」」
そういうと、脱脂綿にたっぷりと薬剤を含ませた綿棒を赤く炎症している部位を目指し挿入していく。