
中出し家族。
第7章 不穏な陰
和真「…」
加藤「…!!」
保健室を退室し
一足早く教室に戻った和真
教室に入った瞬間、加藤とばっちり目が
合った
加藤「鬼崎、あのさ…」
和真「…」
目が合ったものの
和真はすぐに視線を逸らし
加藤の横をゆっくり通り過ぎて行った
和真「…」
加藤「あ…」
だけどすれ違う、その瞬間…
和真「命惜しくば金輪際、椚麻衣香には
近づくな」
加藤「…え、っ…」
和真「…」
加藤「…!?」
すれ違いざま
加藤にだけ聞こえる声で
麻衣香に近づかないよう忠告した和真
その声は小さいながら威圧的で
加藤は恐怖心からか
顔から汗が…
加藤「…っう!!」
全身から冷や汗が溢れ出していた
和真「…」
