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中出し家族。

第15章 絶望と希望



北川「ここが麻衣香様が今日から暮らす
お部屋です」

麻衣香「ここが…」


案内された部屋は
少し古い作りのワンルーム
トイレとお風呂場が同じ部屋にあり
なかなか…


麻衣香「…」

北川「申し訳ありません、こんな狭い部屋
しか用意出来ず…」

麻衣香「ううん、充分だよ」

北川「落ち着いたら、ここより広い部屋に
引っ越す予定でいますので」

麻衣香「ありがとう」

北川「あとこれを」

麻衣香「なに」

北川「先々、必要になると思いますので」


そう言って渡されたのは茶封筒に入った現金
茶封筒はかなり分厚く重さもあり
中を見なくても大金だと
すぐにわかった


北川「とりあえず、これだけあれば数ヶ月は
生活出来るかと」

麻衣香「数ヶ月暮らす金額じゃないよ…」

北川「やっぱり足りませんか?」

麻衣香「全然、多すぎるくらいだよ」

北川「えっ、そうですか?」

麻衣香「そうだよ」

北川「…」

麻衣香「でもありがとう」


あまりの金額に返そうと思ったが現実問題
先立つものがないと生活出来ない為
戸惑いつつも、ありがたく
受け取る事にした


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