
中出し家族。
第16章 終わりと始まり
鬼崎の家を出て早いもので数週間が経った
今のところ身の危険などはなく
心穏やかに、平和に
暮らしていた
麻衣香「よしっ、今日の課題終わり」
通っていた学校に復帰する事はやはり難しく
北川が用意してくれた課題を毎日
こなしていた麻衣香
外出も日用品の買い物など必要最低限に控え
人目を避け周りと関わらない生活は
正直、辛く苦しかったが
耐えるしかない
全ての決着が着くまでは…
麻衣香「…」
♪〜(インターフォンが鳴る音)
麻衣香「!!」
宅配業者「お届け物です」
インターフォンが鳴り
宅配業者がある荷物を届けに来た
だけど麻衣香自身、物を頼んだ覚えはなく
様子を伺うと…
麻衣香「…」
宅配業者「椚さん、いらっしゃいませんか?」
麻衣香「…」
宅配業者「北川さんからの荷物なんですが」
麻衣香「北川さんから!?」
宅配業者「すいません、急ぎの荷物らしいので
受け取りの方、お願いします」
麻衣香「…わかりました…」
荷物は北川からだった
急ぎとの事だったが最善の注意を払い
チェーンをかけたまま受け取りのサインをし
荷物も玄関先に置いてそのまま
帰ってもらった
宅配業者「では、こちらに置かせていただき
ますので」
麻衣香「ご苦労様です…」
宅配業者「はい、失礼します」
麻衣香「…」
