
中出し家族。
第16章 終わりと始まり
鬼崎「北川は男として産まれながら同性を
男を求め、女として生きていた」
麻衣香「…」
鬼崎「でも皮肉なもので遥と接する間に内に
秘めた男が目覚め始め女を、いつからか遥を
求め始めた」
麻衣香「…っ」
鬼崎「遥は私のものなのに」
麻衣香「違う、私は」
鬼崎「遥は魅力的だから惹かれるのは当然
仕方ない事、だけど拾ってやった恩を忘れ
脱走の手引きまでするなんて…」
麻衣香「それは」
鬼崎「とんだ恩知らずだ、あんな奴は死んで
当然だよ」
麻衣香「!!」
北川の事「死んで当然」と言い放った鬼崎
確かに鬼崎からすれば拾った恩義を忘れ
脱走の手引きをした事は
許し難い行為
だけど北川は鬼崎に拾われてからずっと
懸命に鬼崎に仕えてきた
それなのに…
鬼崎「本当、バカな男だよ」
麻衣香「…!!」
蔑むようなそんな言い方、許せなかった
