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がーるず・らぶ2 ラブ・スイッチ

第2章 世界が、変わる。私の中で・・・。



・・・あれ?

なんにも、起きない?


ぐずついた子供が私達の歩みを止めるレベルから、隕石落下の大事故まで・・・

色んなものを考えていたんだけど。


すんなりと、そこまで歩いて来れちゃって。

しっかりと売り場で錠前と鍵をゲットしちゃって。

ばっちりと、願いの鐘をカランカランと二人で鳴らしてお願い事をして。

かっちりと、モニュメントに鍵を付けるところまで来てしまったじゃあないですか。


かみさま、これは、つまり。



そのままチャレンジしなさいっていうことなんですかあ?!



「さっきからどーしたの、杏奈ちゃん。何か所々でキミョーなリアクションしてるような気がするんだけれども?」


 雫の言う通り、私はさっきから一つのことが無事に終わるたびに声を出さずにぱたぱたとリアクションをしてもんどり打っていた。



「あ、い、いや…私の独り相撲だから気にしないで?」

「?」

「いや…こういうのもたまにはいいもんだなあって、しあわせを噛み締めているのだよ、しずくくん」

「……ふ〜〜〜ん?なんか、へんなのぉ」

遠回りの意味で、嘘は言っていない。
 じっさい、ときめいてる状態で、願いの鐘を鳴らし、願い事成就の錠前を取り付けるなんて恋人同士がするイベントをしちゃってるんだから、舞い上がらないはずがない。


(ああ…かみさまっ!私っ、幸せなんですけどっ!いいんですかぁっ?!)

やや涙目になりながら天を仰ぎ、感謝する私を見た雫がクスクス笑いながら


「やだもう、杏奈ちゃんったら。子供みたいに一喜一憂しちゃってぇ〜……何か、可愛い♡」

そう言いながらとびっきりの笑顔を見せてくれた雫に、更に私の心は舞い上がる。



やっばい!私、今、めっちゃめちゃ幸せなんですけどっ!



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