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扉を開けて AN

第6章 優しさが辛い



ホントは それがまーくんだから、だとわかってる
まーくんは相手が誰であれ、いつも変わらず優しいんだ

だけど、ちょっとは期待もしちゃうじゃん
もしかして、もしかして
気持ちが変わりつつある、とか?
俺の事意識し始めてる、とか? って


サンダルに履き替えて
まーくんの腕につかまってゆっくり歩きだした俺

あぁ、こんな状況じゃなかったら
ホントのデートみたいで嬉しいのになぁ

と幸せを噛みしめたけど
まーくんの次の一言で 身体が強張った







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