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扉を開けて AN

第6章 優しさが辛い



そう言うなりきょろっと辺りを見回し、
100均に向かって走って行った
と、思ったら すぐに戻ってきて


「ごめん、100均のだけど・・サンダル。
あの、少しは歩くの楽かなと思って」
「だから 何で謝るんだよ・・・ありがと・・・」

「歩きにくかったら俺につかまってね」
「・・・うん・・・」


はぁ・・・俺の告白をバッサリ断ったくせに
どうしてコイツはこんなにいつもと変わらない態度なんだ?
死ね!とか絶交だ!とか暴言吐いた俺に
どうしてコイツはこんなに優しくするんだ?
    



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