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扉を開けて AN

第8章 もう少しだけ



「・・・・・・・・・」


話し声が遠ざかって 完全に聞こえなくなっても
俺はそこに立ち尽くしていた

自分勝手さに身体が震える

そうだ、よく考えればわかる事だ
いくら 朝練は強制じゃないって言ったって
こんなにも長期間キャプテンが参加しないなんて
マズイに決まってる

ましてや 試合を控えて 
強化練習しなくちゃいけない時なら尚更だ

それなのに、もう3週間も俺のわがままに付き合わせて・・・
ごめん、まーくん





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