扉を開けて AN
第13章 胸が苦しいんだ
「そういえば最近よく一緒に居るもんね。
ケガしたニノの事送り迎えしてるんだって?」
「うん。でももう捻挫は治ったからそれも終わっちゃったけどね」
「そうなの?ニノ寂しがってるだろうな」
「そうだといいけど。俺もすげー寂しい。
でも部活も行かなくちゃいけないからしょうがないけどね」
「あぁ、もうすぐ大会らしいね、頑張って」
「ありがと。よし、じゃあ彼氏の許可も貰ったし
ニノちゃんとガンガン仲良くしちゃおうっと」
俺としてはこれですべてOK、大満足
それなのに
「松潤、これからもうちの可愛いニノちゃんよろしくね
良い子だから泣かさないで。幸せにしてあげてよ」
「え?え? ねぇ、ちょ、ちょっと待って」