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扉を開けて AN

第13章 胸が苦しいんだ



「ん?」
「今の“彼氏の許可”とか“幸せにしてあげて”とか
それ何?」

「え?だから 俺は娘を嫁がせる父親で
松潤が彼氏・・・」
「え?何でそうなるの?」

「え?」
「え?」


2人顔を見合わせて 至近距離で見つめ合うと
周りの女子たちがキャーキャー♡騒いだけど
そっちの意味もわからない


その時

「ちょっと!」

稲妻のように走ってきたニノちゃんによって
腕をぐいぐい引っ張られた俺は
強引に教室へ連れ戻されてしまった






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