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扉を開けて AN

第13章 胸が苦しいんだ

松岡先生の質問には 
俺の次に当てられた翔ちゃんがすらすらと答え、
クラス中から賞賛の眼差しで見られていた

あ~、あの眼差しは俺のものだったはずなのにぃ
ま、でもどうせ翔ちゃんのノート読むだけだったんだから
俺のものでもないか?


まぁ、過ぎてしまったことはどうでもいいや

もう今日は当たらないだろうし
こうなったら名探偵再登場だ


俺は形だけ教科書を開いて
推理に没頭し始めた


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