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扉を開けて AN

第16章 悩み多き昼休み



「ニノ、どぉした?」


その明るい笑顔にホッとして 手を振り返すと 
おいでおいでと手招きされる

机の上の弁当箱は空っぽになっていて
丁度食べ終わったところみたいだ

潤くんもにこにこしながら
空いてる席から椅子を引っ張って
俺の為の場所を用意してくれた

ホントは教室を出て 潤くんと二人で
話したかったけど
これは ここで話さないと変な空気になるかも


ちょっと迷ったけど
まぁ、潤くんとはまた後で話してもいいし、
と 思い直して教室に入っていった






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