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扉を開けて AN

第2章 初めての恋



まーくんの隣に居る時はいつも
陽だまりの草原に居るみたいだな、って感じてた

風が爽やかで お日様のいい匂いがして
心が開放されるって言うか
本当の自分で居られる気がした


きっとその頃から
俺はもうまーくんの事が好きだったのかもしれない


でも、初めてそれを意識したのは
中学の入学式の日


親と一緒に行く奴らが多い中
俺とまーくんは断固拒否
行きも帰りも二人だけで大丈夫だから、と
親との別行動を主張して
朝、まーくんちに迎えに行った







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