テキストサイズ

扉を開けて AN

第20章 好みのタイプ



けど、その後も
なかなか立ち直れないままに
笑顔を作って相槌を打つだけ
 
そのうちに、みんなの話し声が
ただ音として聞こえるだけになって
俺はどんどん内面に沈んでいった


現状を打破するために一歩を踏み出す、なんて
柄にもない事をしようとするから
こんなことになるのかな

やっぱり俺は今まで通り 
何もしないのが一番良いのかも

きっと今回の事は 神様がそう言ってるんだ
普段 神様なんて信じていないくせに
そんなことを嘯く俺

やっぱりおかしくなってるよなぁ





ストーリーメニュー

TOPTOPへ