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扉を開けて AN

第23章 誕生日プレゼント



カンナがこういう事を言うなんて思ってなかった俺は
驚きすぎて挙動不審気味

ジーンズで手汗を拭って手を差し出し

「え・・と・・・ハイ」
「ふふ・・お願いします」


カンナの手を握った

小さくて柔らかい
そして 最後に家の前まで送った時
真っすぐに俺を見て言った 


「今日は本当にありがとう。今まで生きて来て一番幸せな日だったよ」







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