扉を開けて AN
第2章 初めての恋
あの日以来
明らかに元気のないまーくんを見る度に
自分の放った酷い言葉を後悔したけど
それでも ちょっとだけ、
俺に絶交だと言われて
落ち込んでくれることが嬉しかった
でも、そのすぐ後に
こんなことを考えてしまう自分の性格の悪さに
嫌気がさして
どうしよう、絶交だけは取り消した方がいいのかな、
でも 今までと同じように仲良く話してたら
俺の片想いはいつまでたっても終われないだろう
いつも隣にまーくんが居る状態じゃ
俺の“好き”は休む暇がないもん
なんて ぐるぐると考えてしまう日々